今回は中野信子著、
「あなたの脳のしつけ方」からの学習です。
脳科学的に正しい集中力を高める方法です。
方法は3つです。
1、とりあえず初めてみること
2、キリが悪いところで止めること
3、脳内物質セロトニンを味方につけること
以上の3つです。
1、とりあえず初めてみること
作業興奮という言葉がありますが、作業興奮とは、
作業を始めることで脳が刺激を受けて活動モードになり、
集中力を発揮できるという脳の仕組みのことです。
この作業興奮があるのでとりあえず手を動かして
始めてみることがとても効果的です。
人には恒常性(ホメオスタシス)という
機能が備わっています。
これは脳が変化を嫌い、安定を求める機能のことです。
なぜ人にこのような機能があるかというと
脳のエネルギーを節約するためです。
最重要の臓器である脳は、
大量の血液や酸素を消費しています。
重さは全体重のわずか2%で全身血液量の
15%を消費しているというから驚きです。
脳はとても燃費の悪い臓器です。
《脳の性質》
脳は基本的にサボりたがりで、
なるべく楽をしようとします。
脳は何かの作業を始める前は、
エネルギーを必要とするため、
嫌がりますが
1度作業を始めたら恋情勢(ホメオスタシス)が
働くために、簡単に作業がはかどります。
このような脳の性質を知っているのと知らないのでは
大きく差が出ると思いませんか?
とりあえず手を動かし5分ぐらいやってみる。
自然に作業がはかどる。
この知識を毎日の生活に利用していきましょう!
2、キリが悪いところで止めること
作業をやめて休憩に入る時には、
その作業のキリの悪いところで止めておくべき!
何故かといえば
あえてキリが悪いところで止めることで
作業に戻ってきやすくなるから!
これは恒常性(ホメオスタシス)とも関連性があります。
キリが悪いところで止めると、休憩後
作業を再開するハードルが低くなるからです。
作業の続きなので、再開する時に脳は
それほどエネルギーを使わずに済みます。
だから脳は再開するのを嫌がらない!ということです。
このような効果を「ツァイガルニク効果」と言います
ブルーマ・ツァイガルニクという心理学者が
発見したからそう呼ばれています。