胸郭出口症候群について②

実際猫背や巻き込み肩を改善して行くと
胸郭出口症候群の、痛い・シビれる・手が冷たい
手を上げると嫌な感じなどが消失していきます。

一般的な施術はマッサージや牽引をするなど
筋肉に直接アプローチして
神経や血管の圧迫を軽減しようとしますが

原因は筋肉が硬くなる要素にあります。

筋肉が硬くなるのは結果であり
原因は別にあります。

原因は猫背や巻き込み肩、顎が前に出るなどの
姿勢の悪さから来ています。

巻き込み肩にする、大胸筋や小胸筋が
鎖骨や肋骨、肩甲骨の歪みを作り
腕を正常な位置からずらして
その周りの筋肉が緊張して硬くなるからです。

猫背も同じ筋肉が硬くなり起こります。

鎖骨や肋骨の関節、肩甲骨周辺の筋肉など
一つ一つの関節を動かして元の位置に
戻さないと固い筋肉は緩みません。

関節の硬さが改善されて
肩甲骨、鎖骨、上腕骨などが正常に動くようになると

筋肉は緩み、血管や神経の圧迫が改善されて
胸郭出口症候群の症状は消えていきます。

胸郭出口症候群について①

首や肩の筋肉が硬くなり
神経や血管が圧迫されて

痛みやシビレが出たり背中が思い、
腕がだるいなどの症状が出るのが

胸郭出口症候群です。

症状は筋肉をマッサージするだけでは
一時的に楽になったような気はしますが
改善していきません。

そもそも、胸郭出口症候群の根本は
猫背や巻き込み肩、
不良姿勢が元なのです。

胸郭出口症候群には大きく分けて
3つのタイプがあります。

斜角筋症候群
首から鎖骨に付着する斜角筋が硬くなり神経と血管を圧迫するもの。

肋鎖症候群
肋骨と鎖骨の間が狭くなり神経と血管を圧迫するもの。

小胸筋症候群(過外転症候群)
小胸筋が硬くなり神経と血管を圧迫するもの。

これらが原因と言われていますが、
実際にはこれは現象であって
根本の原因ではないと思います。

足底筋膜炎について

一般的に言われている足底筋膜炎の原因は

足の衝撃を和らげるサスペンションの役割をする
足底筋膜が伸び縮みできなくなり、
足に負担がかかることだと言われています。

その状態で長く使うことにより

筋肉につながっているかかと周辺に痛みが出たり
扁平足になって足のアーチが崩れていたり
外反母趾になっていき足底に炎症が起こって
いることもあります。

しかし、本当はそれだけが原因ではないために
足裏だけを施術してもなかなか改善しないのです。

本当は足底筋膜炎の原因は
足底からの問題は3割程度しかないからです。

スポーツなどでの使いすぎや
年齢とともに足のアーチが無くなってくる
(扁平足)にも、由来することは確かなのですが
全くそれらに覚えのない人もいると思います。

多くの方は足裏ではなく、
足首とアキレス腱に問題があるからです。

足首の前後には、神経と血管、腱が通っています。
それらを圧迫することで
腱の動きが悪くなり足首の動きが悪くなります。

足首の柔軟性がしっかりとある状態であれば
足底の筋肉とふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)が
バランス良く動くため、足底への負担は減ります。

ゆえに、まず足首の硬さを改善することこそが
長引く足底筋膜炎を改善するポイントだと思っています。
当院ではこのような考えで症状改善にアプローチしています。

手根管症候群について

手根菅症候群は一般的には
手首を通る神経の圧迫が原因とされています。

デスクワークなどでパソコンを良く使う人にも
多いと言われたり、妊娠・出産・子育てや更年期などの
後からシビレが出始める人、手首に腫瘍などができて
圧迫されるなどの原因の方もおられます。

手根管症候群からくるシビレ痛みの原因を探して行くと
肘の動きが悪い人、腕が上まで上がらない人が多いです。

その腕、肘から前腕までを調整して整えて行くと
手のシビレや痛みが楽になったと言われます。

全てでは有りませんが、
手以外にも問題がある人も多いと考えます。
あなたの手のシビレの原因はどこですか?

変形性股関節症について

変形性股関節症では大腿骨の骨頭が
本来はきれいな球形をしていて

スムーズに動くようになっているところが

股関節の形が変形して硬くなり
動きが悪くなっています。

股関節以外の歪みを戻して
股関節の緊張を取り除くことが

重要なことだと思います。

その体の筋肉の緊張を
穏やかな矯正で緩めたあとに
股関節の緊張の調整をおこなえば
症状が改善します。

変形性股関節症は体全体のバランスを
整えることが大切なことだと思います。