足がつる原因とメカニズム(パート3)

なぜ?足が「つる」のか!

足がつる主な原因は
電解質の異常です。

電解質とは、マグネシウムやカルシウム、
ナトリウム、カリウムなど水に溶けると
電気を通すミネラルなどの物質で
神経が情報をやり取りするときに
使われます。

特に筋肉の就職の調節にかかわるのが
マグネシウムとカルシウムです。

不足すると神経伝達に支障が生じ
腱紡錘の働きも鈍くなり
足がつるのです。

加齢や疲労、脱水、冷えなどによっても
ミネラルバランスはくずれて
同じ仕組みで足がつります。

足がつる原因とメカニズム(パート2)

腱紡錘の働き

腱は筋肉が縮むと伸びる構造になっていて
腱の中の腱紡錘は筋肉が収縮して
腱の伸びを感知すると

断裂を防ぐため、その情報を
脊髄に送り筋肉を弛緩させます。

この腱紡錘の働きが鈍って
筋肉が異常に収縮すると・・・・つります。

筋紡錘の働き

筋肉が伸ばされると
筋紡錘はそれを感知して

筋肉が伸びすぎて
断裂しないように

脊髄に情報を送り
筋肉に『縮め!」という
指令を出します。

足がつる原因とメカニズム(パート1)

「足がつる」とは、
体に何が起こっている状態なのか?

その原因は?
筋肉が縮み過ぎるのを止める
「センサー」の異常で足はつる。

足がつる仕組み。
筋肉には過剰に伸びたり縮んだり
しないようにブレーキをかける
センサーが備わっています。

伸びすぎを防ぐのが
筋繊維の中の筋紡錘で、
筋肉が引き伸ばされると
縮めと命令を出します。

一方、腱の中の腱紡錘は、
筋肉が縮み過ぎると弛緩させる
命令を出します。

通常はこの筋紡錘と腱紡錘が働き
バランスを取っていますが

腱紡錘の働きが鈍くなると
筋肉が収縮しつづけて
足がつってしまうのです。

寝違えについて

暑さが緩み朝夕が涼しくなってきました。
こんな時期によく起こるのが
首の寝違え、ギックり腰です。

朝起きたら首が痛い!
そんな時多くの人は「寝違えた?」と思いませんか?

実際、首を安静にして数日過ごしているうちに
症状も消えていくことが多いです。

しかし、数日様子を見ていても
首から肩甲骨にかけての違和感が
良くなるどころか腕もシビれるような
症状が出てくる人もいます。

そんな時は『頚椎症性神経根症』
かもしれません。

神経根とは脊椎管の中を走っていいる
太い神経から枝分かれした細い神経のことです。

これは脊椎の隙間から外に出る時に
狭い隙間を通りますが、
頚椎に問題がなければ
骨が神経根を圧迫することはありません。

しかし、骨も経年劣化します。
骨の一部がささくれ立ってトゲのような
突起が出来ることがあります。

このトゲが神経根を圧迫して痛みやしびれ
などの症状を引き起こすのが
頚椎症性神経根症なのです。

いわゆる”寝違え”とは、
睡眠中の不自然な姿勢によって
引き起こされる首周囲の”筋肉痛”で、
筋肉が刺激されて起きる頚椎症性神経根症とは
メカニズムが異なります。

頚椎症性神経根症を疑う5つのポイント

⑴首を上に向けると痛む
⑵痛みで首を動かせない
⑶腕全体に痛みとしびれが出る
⑷肩甲骨の内側が痛む
⑸痛む部位を押しても痛くない

好発年齢は30代〜50代

理由は若い人は神経が丈夫だし
高齢者は神経に”たるみ”が生じて
骨棘の刺激を受けにくくなるからです。

寝違えと思っても
痛みに注意して専門医への受診をオススメします。

筋肉痩せにご注意!

筋肉は生まれ変わる力、蘇生力が強い
再生力が高いからこそ、衰えるのも早い。
故に常に意識して筋力を使うことが大切です。

筋肉がしっかり備わっていると
体を支える力が強くなり
骨や関節にかかる負担を軽減してくれます。

また筋肉を鍛えることにより
骨や関節を丈夫にしてくれます。
使えば使うほど筋肉は鍛えられ増えます。

そして再生力蘇生力が高いことも
筋肉の特徴です。

100日位で入れ替わると言われています。
まずは3ヶ月、運動を継続すれば
変化を実感出来ると思います。

若い頃に比べると、同じ運動をしても
筋肉となる率は落ちてしまいますが、
80歳でも90歳でも、何歳から始めても
必ず筋肉はつけることができます。

しかし、早く始めるに越したことはありません。

何もしないと

体全体の2/3以上を占めている下半身の筋肉量は
20代以降減少し続けます。

20代の頃より50歳なら約10%80歳なら約30%
筋肉量が減ると言われています。

筋肉が減ってしまうと、
当然動きにも問題が出てきてしまいます。

そこを改善するための運動から
始めることが大切です。

体が問題なく動く人は
運動習慣をしっかりつけて
いかに筋肉を維持していくか?

今も未来も生き生きと自分らしく生きていくために
よろしければご一緒に努力しませんか。

衰えやすい筋肉

◯筋肉の衰えるスピード
例えば1日寝たきりの状態でいると、
1日3〜5%も筋肉が萎縮し筋力が低下していきます。

これを「廃用性萎縮」と言い、
様々な心身の機能低下につながります。

骨や筋肉は日々体を支えることで
その機能を維持していますが、
使わなければ機能も停止していきます。

それにより、骨は弱くなり、筋肉もまたたくまに
衰えて細くなっていくのです。

◯加齢とともに衰えやすい筋肉
同じように生活していても
加齢とともに徐々に衰えていくのが筋力です。

特に55歳頃から、筋肉量は急激に減少していきます。
しかも、年齢を重ねていくと、
この筋肉を新たに生み出す力も衰えてしまうのです。

筋肉量が減少し、筋力が衰えてくるとさまざまな不調が体に現れます。
?最近疲れやすくなってきた
?疲れが取りにくい
?よく眠れない
?体重は増えていないのに、体型が崩れてきた
?急激にお腹がでてきた
?足や顔がむくみやすくなってきた
?肩こりがひどい
?腰痛が悩みだ
?階段をのぼると息切れがする
?なんでもないところでつまずく

こう言った悩みが出てきたら
すでに筋肉痩せの状態になってきている
可能性があり、早急な対策が必要です。

筋肉について

筋肉について

私たちの身体には大小合わせて
600を超える筋肉があり
生命活動を行うのに重要な役割を果たしています。

その働きは、体を動かすというだけでなく、
身体を守る、基礎代謝をあげる、
血液やリンパ液を循環させるなど、
色々な働きをしています。

筋肉が衰えると様々な体の不調へと
繋がっていく事になります。

筋肉の働き

筋肉は姿勢を維持したり、立つ、歩くなど、
日常生活のあらゆる動作をするために
欠かせないことはもちろん、心臓や内臓の働きにも
関与する重要な器官です。

筋肉の種類

骨格筋
骨格筋とは運動をして増やせる筋肉のことで
筋肉全体の40%を占めています。
関節をまたいで、2つの骨についている筋肉が
伸び縮みすることで、体を動かすことができます。

心筋
心臓を動かしている筋肉のことです。

平滑筋
消化管や血管を動かし、消化や血流の助けをしている
筋肉のことです。

筋肉の役割
筋肉は、私たちが生きていくために
欠かせない様々な活動を担っています。

⑴体を動かす、体を安定させる。

筋肉の中でも骨格筋は、
骨と骨をつなぐようについており
歩く、走る、座るなどの一連の動作も、
筋肉が伸び縮みすることで
成り立っているのです。

また、骨格筋が関節を安定させることで
姿勢を保ち、正常な動きをすることができます。

人間は、常に重力の影響を受けており
体を支えるだけでも多くの筋肉を必要とし
力を出し続けています。

⑵衝撃の吸収、血管・臓器の保護

外部の衝撃から、身体を守るのも筋肉の役割です。
筋肉は、内臓や骨などを衝撃から守ってくれます。
また、筋肉で覆うことにより、血管や臓器も守っています。

⑶ポンプの役割

心臓から出た血液は、体の隅々までめぐり
静脈を通って再び心臓に戻ってきます。
心臓から離れた場所になるほど
送り出された血液の勢いは弱まり
筋肉が伸び縮みすることで
静脈に圧がかかり、血液の循環が促進されるのです。

この作用は、「筋ポンプ作用」と呼ばれ
人にとってとても重要な作用です。
中でも、心臓からもっとも遠い足に巡ってきた
血液を心臓に押し戻しているふくらはぎの筋肉は
その働きから、「第二の心臓」とも呼ばれています。

⑷熱を作る、代謝を上げる。

人間は常に体温が36度から37度に
保たれるようになっています。
この体の熱生産の約6割を、
筋肉が占めています。
熱を発生させることで、寒い環境下でも
一定の体温を保つことができているのです。
筋肉は常に、エネルギーを消費しています。
その主なエネルギー源は糖質と脂質です。
筋肉が多いと、基礎代謝も増えるため
代謝がアップし、メタボリックシンドロームなどの
生活習慣病の予防にもつながります。

⑸免疫力を上げる

筋肉は人間の免疫力にも関係があります。
リンパ球をはじめとする免疫細胞は、
グルタミンというアミノ酸によって活性化されます。
このグルタミンは、筋肉内に多く蓄えられていることから
筋肉が減ってしまうと免疫機能が低下してしまうのです。

⑹ホルモンの産生

骨格筋が産生するホルモンの主な役割には
筋肉や骨の形成や再生、抗炎症作用、
糖質や脂質の代謝への関与
心筋細胞や血管内皮細胞の保護
などがあると言われています。

⑺水分を蓄える

人間の体の中で、最も大量の水分を保持しているのは
筋肉です。
脂肪量が多い女性に比べて
筋肉量が多い男性の方が体内総水分量は多く
健康な成人で、体重の60%前後となっており
中でも体重60キロの成人男性は、
約15キロ〜20キロもの水分が
筋肉に蓄えられています。
筋肉が少ない人は水を飲んでも
体に蓄えておくことが難しく
脱水症状を起こしやすくなるのです。
筋肉量が減りやすい年配者の場合
体の水分が5キロ〜10キロも減ってしまっている場合もあり
毎年、年配者に熱中症を発症する人が多い理由の一つになっています。

何かと話題の「筋膜リリース」

さて、筋膜とは組織を包むコラーゲンと
エラスチンで構成される膜のこと。

筋膜は、昨今では(第二の骨格)として定義つけられ、
トレーニングの世界でも注目されるようになっています。

近年は中高生のスポーツチームなどでも
筋肉リリースを取り入れるようになってきています。

筋肉は全身にありますから、
もちろん筋膜も全身に。

軟らかい組織のため、
ずっと座りっぱなしなどと
同じ姿勢を続けていたり、
筋肉が使われずに
柔軟性が失われてくると、すぐに
萎縮・癒着してしまいます。

ふくらはぎの張りが肩こりを誘発したり
ある部位の筋膜萎縮・癒着が連結した
他の部位にも影響を及ぼしていきます。

そこで行いたいのが、
萎縮・癒着した筋膜を柔らかくして
滑りをよくする筋膜リリース。

体の歪みは下から始まってくるので、
下半身の筋膜をリリースすることで
上半身の不具合も整ってきます。

まずは足の裏、そして今度は
ふくらはぎの筋膜をリリース
スネの前側の筋膜もリリース
脚やお尻の筋膜もリリース

筋膜の不具合は血行不良や疲れやすさ、
関節の痛みなどにも影響しています。

あなたも筋膜リリースに興味はありませんか?

ふくらはぎの痙攣(けいれん)

筋肉のけいれんの最も一般的なものは
●明らかな理由なく起こる脚の筋肉の
良性のけいれん(典型的には夜間に発生する)

なぜ?明け方に足がつるのでしょうか?
気温と体温の低下がカギ!です。

気温は日中にかけて次第に上昇し
夜になると再び下がっていき
明け方(3時から6時)が最も低くなります。

体温も一日のうちで変化し、
夕方近くが最も高くなりますが、
夜になると下がりはじめ、
特に明け方(3時から5時ごろ)が
最も低くなります。

足が冷えると血液の流れが悪くなり、
新鮮な酸素などが届きにくくなるので
ふくらはぎの筋肉がけいれんを起こすのです。

ふくらはぎの筋肉が硬いことも、脚に起きる筋肉の
けいれんの一般的な原因の一つです

●運動に伴う筋肉のけいれん
(運動中または運動後に発生する)

けいれんの原因には、筋肉の疲労、電解質の不足、
水分不足という点が考えられます。

その中でも、脱水症状(水分不足)が大きく
関与していると言われています。

ですから、予防としては積極的に水分補給を
していくことが大切に思われます。

また、脚に動脈硬化(末梢動脈疾患)がある人では
歩行などの運動中にふくらはぎの筋肉が
痛むことがあります。

この痛みはけいれんのような筋肉の収縮によるものではなく
筋肉への血流が不十分であるために起こりますので
注意と区別が必要です。

繰り返される足のけいれんは放って置かずに
専門家に一度相談してみませんか?

寝姿いろいろ

うつ伏せ寝・仰向け寝・横向き寝、

あなたはどの寝方です?

目覚めたばかりなのに、
なんとなく疲れている。
すぐに起き上がれず、
気分もシャキッとしない!

良く寝たはずなのに、
目の下にはクマができている・・・・
などなど、あなたも一度は寝起きの不調を
気にしたことはないですか?

一日の3分の1を占める眠りの質は、
大切にした方がいいですよ。

睡眠の質が損なわれると自律神経が乱れて、
いわゆる不定愁訴と言われる
イライラ・肩こり・冷え・不安感などに
悩まされる可能性がありますよ。

それと、寝姿は消化器官にも深く関係しているために
健康やお肌のコンディションにも影響が出るかも。

「うつ伏せ寝」
リンパを圧迫してしまうかも。

疲れていたり、酔って帰宅してそのまま寝てしまうと、
この姿勢のまま寝てしまうことも多いですよね。

この寝方は胸部を始めいろいろな場所を圧迫するため、
リンパがスムーズに流れにくくなり、
むくみやすくなる可能性があります。

そして、長時間腰が反っている姿勢は
腰痛を誘発するし
またを開いて膝を曲げた姿勢は
o脚をになるリスクも。

また、顔を押し付けた姿勢が顎関節症や
歯並びにも影響を与えますよ。

諸説がありますが、リラックス度や呼吸の深さは
他の寝方よりも大きいとも言われています。

「仰向けね」
手足を広げ、目を閉じて15分深呼吸するだけで

数時間眠った時と同じ効果が得られると
ネットで話題になっていました。

そもそも、仰向けは血栓の出来づらい
健康的な寝方とされており、
手足を広げることで放熱を高めて
深いリラックス感が得られます。

そして、他の寝方と比べると内臓に
かかる負担も少ないですね。

しかし、仰向け寝も腰に負担がかかる寝方です。
適当な寝返りが必要ですね。

「横向き寝」
横向きといっても右向きと左向きがりますね。

大まかに分類すると、
右向きの寝方は腸の働きを手助けし
左向きの寝方は心臓の働きを手助けする
と言われています。

特に、左側は人間の体を流れる
リンパの主要部分が集まっており
その巡りをスムーズに行えるため、
デトックスにも効果的ですね。

もちろん、消化器系の働きを
手助けする横向きの寝方にも
片側に負担をかける寝方が
顔の歪みや、ほうれい線を
濃くするなどのデメリットはありますが、
どの寝方にもメリット、デメリット
諸説ありです。

寝返りを適度におこない体の調子を
セルフで整えられるようになると
いいですね。

寝返りは、自然整体だと
僕は考えています。

自然整体でまかなえなくなった時は

いりやま整骨整体院で
お待ちしています。