朝起きたら腰がいたいなんてことは
経験したことがないでしょうか?
今回はその腰痛がどのようにして
起きているかの原因を探っていきます。
〇普段の姿勢
猫背はもちろん、お腹を突き出すほど胸を張っている姿勢も
、背骨本来のゆるやかなS字カーブを崩していることになり
望ましい姿勢とはいえません。
また、普段の何気ない歩き方や立ち方、体重のかけ方といった足の使い方によっても腰痛は発症します。
左右の手に利き手があるように、足には「利き足」「軸足」があります。
見分け方は、足を組む際に上に重ねたくなる方が「利き足」、
下にある方が「軸足」です。
この左右の使い方の差が大きい人ほど、骨格が歪みやすく、
腰痛になりやすくなります。
〇血液や体液の循環の悪さ
就寝中の午前4~6時にかけては、人間の体温が最も下がりやすく、
それに伴い血液循環も悪くなるといわれています。
そのため朝方は腰の痛みも発生しやすく、
起きがけの腰痛につながりやすいといえます。
〇寝相や寝具が悪い
眠っているときの環境が悪いと、筋肉が硬くこわばった状態のまま
寝ることになるため、体液循環は悪くなり、
寝起きの痛みにつながります。
ポイントは、寝返りをきちんと打てる環境にあるかという点。
同じ姿勢で眠ることは身体にかかる負担が一か所に集中し続けるため、
筋肉の硬化やこわばりを招きます。その結果、
朝の腰痛につながるのです。
またうつ伏せで寝る習慣の方は、腰の反りが強まり、
腰痛の原因になるため注意が必要です。
〇内臓疲労がたまっている
内臓は、日々の生活における暴飲暴食や睡眠不足、
ストレスなどで疲労します。
肝臓や腎臓といったエネルギー代謝に関わる臓器は疲れやすく、
疲労すると腰や腰の上部が反射的に硬くなり
腰痛の原因につながります。
またこれら内臓の疲れが慢性化されると、自律神経が休まらず、
就寝時のエネルギーが消化のために使われるため、
骨格系の回復が後回しになります。
その結果筋肉の疲れが取れず、
起床時の腰の痛みを生じさせます。