介護支援専門員実務研修(その2)

介護支援専門員は介護保険制度における要として
位置付けられています。

介護保険制度は保険加入者が介護が必要になった時、
介護保険制度による給付サービスを始めとする

さまざまな社会資源を活用しながら
自分らしい生活を主体的に継続できるように
社会全体で支援する仕組みとして創設されたものです。

介護を社会全体の課題としてとらえる介護保険制度は、
社会状況の変化に応じて、その役割も多様化してきました。

その役割の一つが「地域包括ケアシステム」構築の推進です。

地域包括ケアシステムの定義は「地域の実情に応じて、
高齢者が可能か限り、住み慣れた地域で、
その有する能力に応じ自立した日常生活を営む事ができるよう

医療、介護、介護予防、住まい及び自立した日常生活の支援が
包括的に確保される体制」のこととされています。

この地域包括ケアのなかでのコーディネート役としても、
介護支援専門員に期待が寄せられています。

靴下を履いて寝ることついて

2月下旬になり寒さのピークは過ぎましたね。
冷え性や寒さ対策の一環として
寝るときも靴下を履いて寝ている方も
多いのではないでしょうか?

実は睡眠中に靴下を履いたまま寝ることは
睡眠の質を低下させてしまうことをご存知ですか!

睡眠の質を高めるためには
眠りにつく時に
深部体温を低下させる必要があるんです。

人間の脳には、体の内部の温度が下がり
外気温との差が生じることにより
眠気が生じるという働きがあります。

その時に靴下を履いていると
足先からの熱放射を妨げて
深部体温を下がりにくくしてしまうのです。

眠気だけではなく
睡眠の質を高めるためにも
深部体温を下げることは大切です。

就寝中に靴下を履くということは
適切な眠気を生じにくくする
深い睡眠がとれなくなる
と、いうことで良くないですね。

良い睡眠がとれないと
自律神経が乱れて血管収縮
血行不良が起こります。

血の巡りが悪くなると冷え性になり
さらなる悪循環が起こります。

寝る時に靴下を履いて寝ることは
睡眠に悪影響を及ぼす可能性があります。

かと言って、足先が冷えたまま
眠りにつくことも辛いですよね。

良い睡眠をとるためにはしっかりと
体温を調節する必要があります。

寝る前に体温を調節する方法としては
寝る前にぬる湯で足湯をしたり
遠赤外線のホームこたつなどで
足先を温めたり

寝る前に軽いストレッチをしたりして
寝る直前に身体を温めることです。

それが出来れば身体の抹消血管が広がって
手足からの熱放射が行われて
睡眠時に深部体温がしっかり下がるようになります。

また自律神経の副交感神経を優位にすることにより
血行が良くなり、適切な眠気を
生じさせることにもつながります。

寝る前に靴下を履くことを控えて
一度試してみませんか。

介護支援専門員実務研修(その1)

私は1月から3月まで平日、
土曜・日曜日の計10日間
介護支援専門員(ケアマネジャー)
の資格更新研修を受講しています。

実務未経験者の資格更新研修ですが、
ケアマネジャーとして活動するためには
どこかの居宅(施設)介護支援事業所
に所属する必要があります。

私は現在基準緩和通所介護サービ
の運営をしています。

同じ敷地内で時間帯を変えて
接骨院・整体院・デイサービス事業を行っています。

私がケアマネの資格を取ろうと思った
きっかけは、6年前に同居の母が
認知症で要介護4の状態で
在宅で寿命で無くなった時に
介護保険にお世話になり介護保険の
有り難さが身にしみたからです。

介護支援専門員になるための基礎資格は、
保健・医療・福祉の法廷資格者と
相談援助業務の経験がある人の

実務経験年数5年以上の人が
介護支援専門員実務研修受講試験
の受験資格です。

介護支援専門員は、介護保険法に位置付けられている
都道府県認定資格です。

(その2に続く)

胸郭出口症候群について②

実際猫背や巻き込み肩を改善して行くと
胸郭出口症候群の、痛い・シビれる・手が冷たい
手を上げると嫌な感じなどが消失していきます。

一般的な施術はマッサージや牽引をするなど
筋肉に直接アプローチして
神経や血管の圧迫を軽減しようとしますが

原因は筋肉が硬くなる要素にあります。

筋肉が硬くなるのは結果であり
原因は別にあります。

原因は猫背や巻き込み肩、顎が前に出るなどの
姿勢の悪さから来ています。

巻き込み肩にする、大胸筋や小胸筋が
鎖骨や肋骨、肩甲骨の歪みを作り
腕を正常な位置からずらして
その周りの筋肉が緊張して硬くなるからです。

猫背も同じ筋肉が硬くなり起こります。

鎖骨や肋骨の関節、肩甲骨周辺の筋肉など
一つ一つの関節を動かして元の位置に
戻さないと固い筋肉は緩みません。

関節の硬さが改善されて
肩甲骨、鎖骨、上腕骨などが正常に動くようになると

筋肉は緩み、血管や神経の圧迫が改善されて
胸郭出口症候群の症状は消えていきます。

胸郭出口症候群について①

首や肩の筋肉が硬くなり
神経や血管が圧迫されて

痛みやシビレが出たり背中が思い、
腕がだるいなどの症状が出るのが

胸郭出口症候群です。

症状は筋肉をマッサージするだけでは
一時的に楽になったような気はしますが
改善していきません。

そもそも、胸郭出口症候群の根本は
猫背や巻き込み肩、
不良姿勢が元なのです。

胸郭出口症候群には大きく分けて
3つのタイプがあります。

斜角筋症候群
首から鎖骨に付着する斜角筋が硬くなり神経と血管を圧迫するもの。

肋鎖症候群
肋骨と鎖骨の間が狭くなり神経と血管を圧迫するもの。

小胸筋症候群(過外転症候群)
小胸筋が硬くなり神経と血管を圧迫するもの。

これらが原因と言われていますが、
実際にはこれは現象であって
根本の原因ではないと思います。

足底筋膜炎について

一般的に言われている足底筋膜炎の原因は

足の衝撃を和らげるサスペンションの役割をする
足底筋膜が伸び縮みできなくなり、
足に負担がかかることだと言われています。

その状態で長く使うことにより

筋肉につながっているかかと周辺に痛みが出たり
扁平足になって足のアーチが崩れていたり
外反母趾になっていき足底に炎症が起こって
いることもあります。

しかし、本当はそれだけが原因ではないために
足裏だけを施術してもなかなか改善しないのです。

本当は足底筋膜炎の原因は
足底からの問題は3割程度しかないからです。

スポーツなどでの使いすぎや
年齢とともに足のアーチが無くなってくる
(扁平足)にも、由来することは確かなのですが
全くそれらに覚えのない人もいると思います。

多くの方は足裏ではなく、
足首とアキレス腱に問題があるからです。

足首の前後には、神経と血管、腱が通っています。
それらを圧迫することで
腱の動きが悪くなり足首の動きが悪くなります。

足首の柔軟性がしっかりとある状態であれば
足底の筋肉とふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)が
バランス良く動くため、足底への負担は減ります。

ゆえに、まず足首の硬さを改善することこそが
長引く足底筋膜炎を改善するポイントだと思っています。
当院ではこのような考えで症状改善にアプローチしています。

手根管症候群について

手根菅症候群は一般的には
手首を通る神経の圧迫が原因とされています。

デスクワークなどでパソコンを良く使う人にも
多いと言われたり、妊娠・出産・子育てや更年期などの
後からシビレが出始める人、手首に腫瘍などができて
圧迫されるなどの原因の方もおられます。

手根管症候群からくるシビレ痛みの原因を探して行くと
肘の動きが悪い人、腕が上まで上がらない人が多いです。

その腕、肘から前腕までを調整して整えて行くと
手のシビレや痛みが楽になったと言われます。

全てでは有りませんが、
手以外にも問題がある人も多いと考えます。
あなたの手のシビレの原因はどこですか?

変形性股関節症について

変形性股関節症では大腿骨の骨頭が
本来はきれいな球形をしていて

スムーズに動くようになっているところが

股関節の形が変形して硬くなり
動きが悪くなっています。

股関節以外の歪みを戻して
股関節の緊張を取り除くことが

重要なことだと思います。

その体の筋肉の緊張を
穏やかな矯正で緩めたあとに
股関節の緊張の調整をおこなえば
症状が改善します。

変形性股関節症は体全体のバランスを
整えることが大切なことだと思います。

腰部椎間板ヘルニアについて

今回は腰部椎間板ヘルニアについて
私が思うことを述べます。

椎間板ヘルニアは簡単にいうと、
腰の骨と骨の間のクッションが潰れて
腰の神経を刺激することで
腰の痛みや、お尻から足先までのシビレがでる病気です。

腰に負担がかかるからその結果、
腰部椎間板ヘルニアになるのです。

また仙骨の歪みが、椎間板ヘルニアの症状を悪化させるのです。

もっと言えば、足からの問題が仙骨に伝わり
腰に影響を与えて、その悪い状態が重なると
椎間板ヘルニアになると考えています。

仙骨は建物でいうなら基礎になります。

その基礎が悪ければその上に立つ柱(背骨)は傾きます。
傾けば倒れないように、またどこかを傾けます。

その傾きの負担を減らすのがクッションである椎間板です。

椎間板は、核を中心に周りが水分に囲まれた
浮き輪のようになっています。

ある程度は傾きに対応できるようになっています。

しかしその浮き輪も毎日毎日一箇所が潰れ続ければどうなるでしょうか?
いつかは壊れて潰れてしまいます。

その状態が椎間板ヘルニアです。

歪んだ柱を治すためには、まず基礎である
仙骨をなんとかしなければいけません。

仙骨(基礎)をしっかり矯正することが大切です。
考え方は全てバランスと循環から作っています。

潰れた椎間板を良い状態に持っていく前に、
足からの力がバランスよく頭まで伝わっていくようにします。

その中心である仙骨、骨盤がバランスよく動かないと
力の分散ができません。

まず全身の循環を良くして、体の循環を整えます。
循環が良くなることで、潰れて硬くなっていた
腰部椎間板にも栄養が行くようになります。

栄養がいけば椎間板も治るわけではありませんが
改善がみられます。

椎間板の負担を減らし、仙骨の歪みを調整していきます。
内部循環と骨盤、背骨のバランスの2軸で体を改善していきます。

以上のような考え方で当院では施術していきます。

頚椎ヘルニアについて

首のヘルニアの原因は
他の部位からの負担をかばって
首に負担がかかることで
頚椎ヘルニアになると
私は考えています。

結果を治すのではなく、
首にかかる原因から
アプローチすることが
最も大切で改善への
近道だと考えます。

頚椎ヘルニアの直接の原因は、
首の骨と骨の間にある
椎間板という名の骨を守るための
座布団のようなものが
潰れて神経に触りシビレや
痛みがでる状態です。

頭の重さは体重の6〜7%と言われています。
中には10%くらいある人もいるようです。
50kgの人なら3Kgから5kgの重さになります。

その重みをいつも支えているのが頚椎、
その頚椎に負担をかかるような姿勢でいれば
首の骨の間の座布団が潰れてしまい
頚椎ヘルニアになっても不思議ないと思います。

5kg近い頭が、背骨の上にしっかりと
乗っている状態にできれば、
頚椎の歪みがとれて椎間板にかかる負担が減ります。

それと同時に骨盤の歪みを正していけば
骨盤の上に乗っている背骨の緊張がとれて
椎間板の負担が減ります。

背骨の上からと下から整えていけば
椎間板にかかる負担が減り
椎間板の位置が元に戻れば
神経に触れなくなり
シビレや痛みが軽減します。

頚椎ヘルニアはいかに負担をかけずに
改善させていくかが大切に思います。

私はいつもそんな施術を心がけています。