日本で400万部以上、世界で2800万部以上
読み継がれているらしい、
世界的ベストセラー「チーズはどこへ消えた?」
を読んで思ったことです。
この本は心理学者
スペンサー・ジョンソン著の物語です。
アップル、IBMなどが新入社員の教育
に取り入れられたことにより
一気に注目されたそうです。
本の内容は、
変化を恐れるな!
本当に怖いのは現状維持である!
という内容です。
あらすじとしては
登場人物として小人キャラ2人と
ネズミキャラ2匹です。
その4人が迷路の中でチーズを
探して暮らしているお話です。
この中のチーズとは、
人生の目標、我々が求めるモノ、
手に入れたいモノの例えです。
お金とか、仕事の成功とか、
幸せな家庭とかの象徴です。
登場人物の性格も重要です。
ネズミキャラは
名前を、スニッフとスカリーと言いますが、
小人キャラと比べて、行動派です。
●頭がそんなに良くない
(ゆえに、分析より即行動)
●ネズミだから鼻が効く
(細かい変化を嗅ぎつける)
一方、小人キャラの
ヘムとホーは、慎重派です。
ヘムは、一番の慎重派
(変化を恐れ、変化を認めない)
ホーは、怯えるが変化の必要性は
分かっている。
このホーという主人公が
感情移入しやすかったです。
そんな彼らが大好きなチーズを探して
毎日迷路の中を一生懸命探していました。
そんなある日、チーズステーションCで、
山のようなチーズを見つけました。
それからは毎日そこで大好きなチーズを
毎日食べる!という夢のような毎日を
過ごしていました。
長い間、そんな楽しい毎日が続きましたが、
段々とチーズは減っていき、
ある時チーズが無くなっていました。
それを見て、
ネズミのスニッフとスカリーは
もう一度迷路に旅立ちます。
その一方で二人の小人は
パニック状態に陥ってしまいます。
彼らは、チーズはどこに行ったのか?
と怒りはじめ、途方にくれます。
そして、二人が出した結論は、
現状維持!
いずれチーズは戻ってくる!
と信じて、その場に残ることにしたのです。
しかし、待っても待ってもチーズは
戻ってきません。
二人は段々と消耗していきます。
そんな中、
やがてホーはもう一度迷路の中に旅立つ
決心をします。
行動しなければチーズは手に入らないことに
気づいたのです。
しかし臆病なヘムはホーにこう言います。
もし迷路に入ってチーズが
見つからなかったらどうするの?
外は危険だらけだし、
ここに一緒に残ろうよ。
ホーはヘムにこう言います。
チーズは待っても戻ってこない。
人生は進んでいく。
俺たちも進まなければいけないんだ!
そう言い残して、
ホーは迷路に入っていきました。
ここで、ホーは一つ教訓を学びました。
変化を止めると待っているのは破滅だけ!
生き残るためには自分が変わるしかない!
そんなホーにも一つの壁が立ちはだかります。
それは恐怖です。
目の前には見たこともない暗い道です。
行き先には危険が待っているかもしれない。
そんなことを考えて、足が止まってしまいます。
その時ホーは客観的に自分を見つめて、
恐怖が自分を縮こめている。
もし恐怖がなかったら、自分はどうするか?
そう考えて、恐怖に打ち勝ち前進し
一歩踏み出した時、笑みを浮かべている
自分に気づきました。
何故こんなに気分が良いのだろうか?
チーズもないのに
しばらくして気づきます。
恐怖を乗り越えると、楽な気持ちになる。
一番怖いのはん何が起こるか想像している時。
そして、行動さえ起こせばそこには
何もないことがわかったのです。
長らく良い気分になっていなかったホーは
意気揚々とチーズを探し続け
しばらくすると小さなチーズステーションを見つけます。
入ってみると中は空っぽ。
誰かが食べ尽くした後でした。
そしてまた一つ、教訓を書きます。
古いチーズに見切りをつければ、
それだけ早く
新しいチーズが見つかる。
この頃になるとホーは過去にとらわれず
現在に集中するようになっていました。
なので、もっと早く探していれば!と、
後悔することなく
また探検を続けることができました。
やがてその時が訪れます。
新たなチーズステーションを見つけたのです。
そこには今まで見たことのないチーズが山ほど!
そしてそこにはネズミのスニッフとスカリーが
美味しそうにそのチーズを食べていました。
しばらくは呆然としていたホーも
そのチーズを食べてこう言います・
変化万歳!”