色のイメージ・・・その3

一般的な色のイメージのつづきです。

茶色は、 自然な、落ち着いた、堅実な、
 古い、安心する、堅い、地味な、保守的な、
 田舎くさい、マイルドな、陰気な、汚い、
 渋い、おとなしい、平凡な、土、根っこ、
 焦げたもの、など

緑は、 自然な、安らぎ、落ち着き、癒し、若さ、
 爽やか,新鮮、安全、平和、健康、公平、平凡、
 未熟、森、植物、楽園、信号、など

紫は、 高貴な、高級な、神秘的、正式な、不思議、
 やさしさ、女性的、妖艶、和風、大人、病気、死、
 不吉、古典的、都会、低俗、悪趣味、派手、悪魔、
 派手、など

灰色は、 曖昧、陰気、不安、落ち着き、控え目、
 汚れた、疑惑、不正、抑うつ、悲しみ、シック、
 曇り、など

虹色は、自然現象であり、
いくつもの色を見ることができる虹は、
「虹色」という1つの色の世界観として
イメージされ、とらえることもできます。

虹色の一般的なイメージは、
希望、夢、平和、幸せ、幸運、清らか、理想郷、
架け橋、明るい、おとぎの国、儚さ、七色、などです。

色って,本当に面白い!って,思いませんか?
色について色々考えてみると
毎日が変化に富み、豊かになりますね。

色のイメージ・・・その2

その他の色イメージの由来には
3つの背景が考えられる。

1つ目は、人間が進化と共に
体験して得た色の情報。

2つ目は、それらがベースとなり
各地域、文化で記号化されてきた
色のイメージ。

3つ目は、各個人による色の体験です。

つまり「一般的な色のイメージ」
といってもすべての人に
共通するものは無い!

とも言えるのですが。

その事を知った上で、
一般的な色のイメージを云うならば

ピンクは、 かわいい、やさしい、
 女らしい、甘い、若い、幸せ、
 ロマンチックな、優美な、健康的な、
 色っぽい、わがままな、子供っぽい、
 意地悪な、いやらしい、など

橙は、 暖かい、明るい、元気、
 健康的、かわいい、楽しい、
 親しみやすい、安っぽい、低俗な、
 など

・・・次回につづく

色のイメージ・・・その1

それでは今回は色が人に与える
心理的印象などを考えてみます。

まず、色の選定ですが、
最初に思いつく色が
東洋思想陰陽五行の
中にある5色です。

木・火・土・金・水に対応した色
青・赤・黄・白・黒です。

ここで注意しておきたいのは
私たち人間は色を言語で
捉えていることが多く

どのような色を指しているのかは、
本当のところは不明なのです。

そのことを踏まえた上で
一般的な色が持つイメージには

ポジティブなイメージと
ネガティブなイメージの

二面性があります。

「青」のポジティブイメージは
  知的・誠実・信頼・爽やか
ネガティブイメージは
  冷たい・孤独・憂鬱

「赤」のポジティブイメージは
  愛情・歓喜・明るい
ネガティブイメージは
  嫉妬・怒り・怖い

「黄」のポジティブイメージは
  明朗・幸福・躍動
ネガティブイメージは
  幼稚・臆病・嫉妬・騒々しい

「白」のポジティブイメージは
  清潔・神聖・純粋
ネガティブイメージは
  緊張・無・空虚・霊

「黒」のポジティブイメージは
  強さ・高級感・おしゃれ
ネガティブイメージは
  恐怖・不吉・威圧的・邪悪

などです。あくまでも参考程度ですが!

色と感じ方・・・その2

色が距離感に与える影響に
ついては、同じ距離でも、

前にあるように見える色(進出色)と
後ろにあるように見える色(後退色)
があります。

一般的には、色の三属性のうち
色相に影響されると考えられていて、

赤や黄などの暖色系が進出色、
青などの寒色系が後退色と
いわれていますが

どの色が進出色か後退色かは、
実際には感じ方に個人差があり
まだよく分かっていないみたいです。

次は、興奮する色と
沈静する色です。

色の興奮・沈静感では、
色相、明度、彩度のいずれも
関係がありますが

彩度の影響が最も大きい
と思われます。

色相では、
赤と赤紫が興奮する色で
紫と橙が中性、
それ以外が沈静する色と
なっています。

また、暖色系で赤みに
色相が傾くほど
興奮感が増大し、

寒色系の青みに傾くほど
鎮静感が増大します。

最も興奮する色が赤と
言う結論は、
一般的にも承認されている
結果だと思います。

このように、色と心は大きく
関係している
ことがうかがえますね。

色と感じ方・・・その1

色はいろんな感覚や感情と
結びついています。

今回はそんなお話しです。

私たちは色に対して
好き嫌いなどの情緒的な印象や
暖かい,冷たいなどの知覚的な
印象を持っています。

またイメージとして
重く感じる色と
軽く感じる色があります。

それは明度の影響が最も大きいです。

明度が高くなると軽く
明度が低くなると重く見えます。

白色は軽く黒色は重く見えますね!

色相や彩度の違いは
それほど影響を与えていません。

重さの感覚でいえば
シャルパンティエ効果と
言われることがあり

同じ重量の物体でも
その大きさが異なると

体積の大きい方が軽く
体積の小さい方が重く

感じられるという
錯覚の現象です。

子供の頃のなぞなぞで鉄1kgと
羽毛1 kgとどちらが重いか?
なんて言ってたことを思い出します。

また、色が大きさの見え方に
与える影響があります。

色の膨張、収縮感を決めるものとして
一般的には、明度の高い色は膨張し
低い色は収縮して見えると言われています。

無彩色では白が一番膨張して見え、
有彩色では明度の高い黄色が
大きく見えると考えられます。
黒は最も収縮度が高い色になります。

・・・続きは次回に

混色について・・・その3

減法混色のしくみは、

シアンは短波長と中波長を
反射して長波長を吸収し、

マゼンタは短波長と長波長を
反射して中波長を吸収し、

イエローは中波長と長波長を
反射して短波長を吸収する。

シアンとイエローを混ぜると、
短波長と長波長の領域が吸収され、
中波長の領域だけが反射します。

ここにマゼンタを混ぜると、
中波長も吸収されて、
ほぼ黒になって感じられます。

以上、光の色を混ぜ合わせる時の
3原色は(赤)、(緑)、(青)で
加法混色となり

フィルターや絵の具などの物質を重ねて、
そこから光が透過や反射することで
色の混色が成立している減法混色の3原色は、
シアン、マゼンタ、イエローの3色で、

(加法混色の時)
その混色の見え方も
眼の網膜上で波長で混色されるのと、

(減法混色の時)
物体や物質からの透過や反射で
波長の反射が吸収されて

色の見え方が変わっていた!

と言うお話しでした。

色もすべて波長なんですね。

混色について・・・その2

加法混色のしくみ

すべての光を反射する
白いスクリーンの上に
赤と緑の光を重ねて投射すると、

反射した長波長の赤と
中波長の緑の光は眼の網膜上の
同じ位置に当たって混色され、
黄色として感じられる。

さらに、青の光を投射して
重ねると白い光になる。

つまり長波長と中波長で構成された
光に,短波長を足すことで、

人が色を感じるスペクトルの
すべての波長がそろい、

太陽光と同じように
白い光に感じるのです。

次は加法混色に対して
減法混色です。

「減法混色」は、フィルターや
絵の具など物質を重ね、
そこから光が透過や反射することで
色の混色が成立している。

減法混色の原色は、
シアン、マゼンタ、イエローの3色です。

減法混色の原理は、
絵の具での色作りを
思い浮かべると分かりやすいです。

例えば、シアンとイエローを
混ぜると緑になります。

シアンとイエローは互いの光の
吸収領域が違うので
色の特徴となる主な反射領域が
相殺されて吸収されます。

そして双方ともに吸収しない領域だけが
反射できることになります。

それが緑と感じさせる領域なのです。

減法混色では、3原色すべてを混ぜると
反射領域が相殺されて
ほとんど吸収されて黒に感じます。

このように色を重ねることで
光は吸収されて明度が引かれていくことから
減法混色と呼ばれています。

混色について・・・その1

今回は混色、別々の光の波長が
混じり合って違った色に見える
お話をします。

混色とは、
光を混ぜて作るものと
物質を混ぜて(重ねて)作る
ものがあります。

光が眼に届き,
そのまま網膜上で混ざって
混色が成立する光の混色を
「加法混色」と呼んでいます。

色はどの色でも自由に
再現できるわけではなく、

いくつかの色は
他の色を混色しても
作ることができません。

混色しても作ることができない
独立したい色を
「原色」と呼びます。

加法混色では、(赤)、(緑)、(青)の
3色が原色となります。

この3色はそれぞれ長波長、中波長、
短波長の領域にあたります。

この3色を適当な割合で
組み合わせることで
スペクトルのすべての色を
作り出せます。

網膜上でこれらの色を同時に重ねると
もとの色より明度が足される形になるので
加法混色,または同時加法混色と言われます。

虹色と七つのチャクラ

古代エジプトやインド、
ギリシャ、中国などでは

色が発するエネルギーや
パワーを利用して

色で治療する色彩療法なども
行われていました。

色彩療法は、身体だけでなく、
心も元気にさせる効果もあります。

色は、上手に扱えば
副作用などの害もなく
心身ともに活性化
させてくれるのです。

インドの伝統的な考え方に
チャクラという
色と体の関係を
表した考え方があります。

チャクラとは、サンスクリット語で
「車輪」という意味で、
エネルギーセンターの
ことを意味しています。

人間には、虹の七色に対応するように
基底部から頭頂部にいたるまで、

生命をつかさどる、主に七つの
エネルギーセンターが存在する

と考えられ、
それをチャクラと呼びます。

赤色は第1チャクラで生存欲求に関わる
橙色は第2チャクラで自我・自立に関わる
黄色は第3チャクラで神経・思考に関わる
緑色は第4チャクラで調和・愛の受け渡しに関わる
青色は第5チャクラでコミュニケーションに関わる
藍色は第6チャクラで直感力に関わる
紫色は第7チャクラで精神的な要素に関わる

と、されています。

人は昔から色に魅了され
影響されているんですね。

色は心と身体に影響を及ぼす波動なのです。

色の影響力について

色は人の心にも身体にも
影響力を持っているのです。

黒は絶望の色、
緑は再生の色
緑色は血圧や脈拍を
安定させる効果があり、
心理状態が安定し心にも
ゆとりを持たせます。

ピンクは暴力性をおさえる色
赤は、脈拍、呼吸数をあげる
興奮作用があり
全身をふるい立たせる
効果があります。

色が人間に与える影響は
人間の五感にも伝わっています。

その例として
色により食べ物の
味が変わって感じます。

例えば、全く同じコーヒーを
茶色、赤、青、黄色の4つの
カップに入れて飲んでもらい
味や芳香を4段階から回答してもらうと

全く同じコーヒーであるにもかかわらず

茶色のカップは、味が濃く感じたり
黄色のカップは、味が薄く感じたり
赤色のカップは、やや濃い
青色のカップは、やや薄く感じると

言う人が多いのです。

五感の中で8割以上を占める
視覚の情報のなかで
色が最も大きな影響を占めています。

言いかえると
人間は8割以上を色で
判断していると言えます。

色って大切ですね!