入山 接骨院 院長 入山です。
今日は朝8時に急患で電話があり
3歳の娘の手首が脱臼しているかもしれない!?
と、電話をいただき見せていただくことになりました。
結論から言えば肘内障と言われる
小学校に上がるまでの子供に多く見られる
肘の脱臼(肘内障)でした。
その子のお母さんに何故手首が外れたと思ったのかと
お聞きしたら、公園で遊んでいてて手を引っ張ったら
急に泣き出して手首をだらんと下げて動かさなくなったので
手首が外れたと思われたそうです。
同じような状況で肩が外れたと思われる事は良くありますが
手首がはずれたと思われる人は、珍しいと思います。
まずは脱臼を整復してから、子供(患者さん)が、
正常に手を使うのを確認するまでの間に
小児の肘内障の発生機転をきちっと説明して
今後の予防の注意点をお教えして帰っていただきました。
小児の肘の関節を構成している骨の形が
まだきちっとしていないことから
橈骨頭が輪状靭帯から外れて肘内障は起こります。
皆さんも小児の手を引くときは、親指側ではなく
小指側を持つようにすると
肘内障は予防できますよ。