筋肉のけいれんの最も一般的なものは
●明らかな理由なく起こる脚の筋肉の
良性のけいれん(典型的には夜間に発生する)
なぜ?明け方に足がつるのでしょうか?
気温と体温の低下がカギ!です。
気温は日中にかけて次第に上昇し
夜になると再び下がっていき
明け方(3時から6時)が最も低くなります。
体温も一日のうちで変化し、
夕方近くが最も高くなりますが、
夜になると下がりはじめ、
特に明け方(3時から5時ごろ)が
最も低くなります。
足が冷えると血液の流れが悪くなり、
新鮮な酸素などが届きにくくなるので
ふくらはぎの筋肉がけいれんを起こすのです。
ふくらはぎの筋肉が硬いことも、脚に起きる筋肉の
けいれんの一般的な原因の一つです
●運動に伴う筋肉のけいれん
(運動中または運動後に発生する)
けいれんの原因には、筋肉の疲労、電解質の不足、
水分不足という点が考えられます。
その中でも、脱水症状(水分不足)が大きく
関与していると言われています。
ですから、予防としては積極的に水分補給を
していくことが大切に思われます。
また、脚に動脈硬化(末梢動脈疾患)がある人では
歩行などの運動中にふくらはぎの筋肉が
痛むことがあります。
この痛みはけいれんのような筋肉の収縮によるものではなく
筋肉への血流が不十分であるために起こりますので
注意と区別が必要です。
繰り返される足のけいれんは放って置かずに
専門家に一度相談してみませんか?